日本一周65日目 宮城 日本三景松島 仙台城と伊達家の墓所
昨晩スーパーで買ったねばねば蕎麦を食べます。
少し体に気を使ってるんです。
道の駅上品の里、トラックや重機の車中泊が多いですね
今日は観光地に行く前に寄りたいところがあります。
神社もあります。
ここは街を見渡せる眺望のいいところがあります。
こちらがその景色。
もう気が付いてる人もいると思いますが、ここは津波の被害があった街です。
震災前の風景の写真がありました。
津波で何もかも流されてしまいました。
石巻市では3500人が直接もしくは津波の関連死、行方不明者は400名を超えたと言われています。
先ほどの道の駅にトラックや重機の車中泊が多いのは東北復興のためだと思われます。
何もなくなってしまいましたが、被災地は前を向いて歩き始めています。
松山で食いしん坊が止まらない
松山の町営駐車場です。
なんと無料なんです。
観光地まで5分ほど歩く必要があります。
坂道や階段を歩いていくので、少し大変だと思ったら有料でもいいともいます。
観光地近くで500円くらいです。
海に向かって歩いていきます。
気持ち良い景色ー!
松島は置いておいて、まずは国宝である瑞巌寺(ずいがんじ)と言うお寺に行きます。
SANDO(参道)!
しかし工事していますね。
ここまで津波は来たんですね。
松島も被害はかなり大きかったみたいです。
瑞巌寺の開山も円仁です。
過去に行った3寺も合わせて、立石寺、中尊寺、毛越寺、瑞巌寺の4寺を回ることを、四寺回廊と言います。
この寺は全て円仁が開山、後に松尾芭蕉が訪れた場所です。
この四寺回廊では特殊な御朱印があるのですが、そんなこと知らないで四寺回っちゃった。
江戸時代には仙台藩であったこともあり、伊達家とも深いかかわりがある寺だということです。
瑞巌寺の拝観は700円でした。
入り口の近くで御朱印帳を渡します。
入ってすぐ左には法身窟(ほっしんくつ)と言われる岩屋のお堂。
ついつい覗きますよね。
立派な杉がドドンと立っている奥に本堂があります。
が、ここからは中に行けません。
庫裏と言われる台所から入ることができます。
ここから中に繋がっており、本堂の中をぐるりと回ってきます。
内部はとにかく立派な間が沢山ありました。
こんな感じで、
ひとつひとつの装飾の美しさに見入ってきました。
庫裏の向かい側に青龍殿と名づけられた宝物庫があります。
伊達家に関する資料などもあります。
さあ、いよいよ松島の景色を見に、
その前に腹ごしらえ。
松島で有名なのは牡蠣とアナゴ丼らしいです。
選んだお店はこちらの、はせくら茶屋と言うお店です。
店頭のメニューを見る限りアナゴ丼を推してますね。
店の中はすごい綺麗。
こんな感じのテーブル席があと3つあります。
この場所も津波で浸水した場所のはずですので、ひょっとしたら津波の後に改装したのかな。
注文したアナゴ丼。
Look Like うな重!
もちろんアナゴですよ。
笹かまとずんだ餅と言う宮城の名物が。
ずんだは見る限り買ってきたものっぽいですけど、おまけで出してくれてるんで全然うれしいです。
アナゴ柔らかくておいしい。
甘いタレとそれが染みたご飯。
今日も贅沢してすいません。
ずんだ餅が予想以上に美味しかったです。
ひょっとしたら有名店のものか?
餅がすんごい柔らかくて、ずんだ餡もとてもクリーミーでした。
ご飯を食べてすぐあと、気になるお店が。
そんな美味しいカレーパン、食べるしかない。
まだお腹に余裕あるよ。
牡蠣が予想以上にたっぷり!
外サクサク、具がたっぷり、
カレーも美味しいです。
ウミネコ注意。
そんなこんなでやっと海辺に来ました。
海の向こうにポツポツと小島があります。
乗りませんでしたが、フェリー1500円で小島の間の遊覧ができるということです。
日本三景碑
これで日本三景制覇ですね、
広島の宮島、京都の天橋立、宮城の松島
五大堂に行きます。
3つの赤い橋を渡っていきます。
透かし橋。
下が見えちゃってます。
参拝に気を引き締めていくようにと言うことらしいです。
毘沙門堂として坂上田村麻呂が建立したのが始まりとされています。
一説によると、伊達政宗の隠し砦であったという噂もあります。
せっかく松島にいるので加熱調理されてない牡蠣が食べたいです。
そういえば、瑞巌寺の参道入り口にオイスターバーみたいなものがあったのを思い出しました。
と言っても思い切り土産物屋の様ですが、
これや!
生牡蠣は女川産ということです。
女川町は宮城県の漁港の街です。
松島さんじゃないけど新鮮なのは間違いない!
一口食べたいだけだったけど、2個頼んじゃいました。
店内の雰囲気めちゃくちゃ良いですよ。
本当にTHE BARという感じです。
デカい!
手のひらくらいのサイズあります。
比較として100円置いたけどわかりにくいですね。
ツルン!ぷりん!濃厚!
幸せが口の中に広がりました。
何個でも食べられそうなくらいFRESH!
どうしよう!食いしん坊が止まらない!
最後に他の人たちが飲んでたので欲しくなったもの。
こちらの三金さんでずんだシェイクを注文しました。
練乳入りのミルクシェイクと言った感じに、ずんだが入っています。
枝豆の風味がとてもいい感じ。
ちょっと食べ過ぎました!
宮城は美味しいもの沢山あるなー。
宮城県一の宮
松島からすぐ近くの神社に来ました。
こちらには鹽竈神社(しおがまじんじゃ)という神社があります。
鹽竈と言う文字は塩釜という字の旧字体です。
ここ一帯の一の宮と言うことです。
一の宮は、ある地域ごとの一番の神社という意味です。
主祭神は鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)、さらには武御雷(たけみかずち)、経津主神(ふつぬしのかみ)も祀られています。
武御雷と経津主神がこの地方を平定したときに、この地を道案内した鹽土老翁神が人々に塩づくりを教えたというのが始まりだとされています。
平泉の藤原氏と仙台藩主伊達氏による信仰が厚く、祭事の際は伊達氏により司られていたということです。
カラフルな色が特徴的です。
御朱印をお願いしたところ、開き(2ページ)で一つと言うことで、500円でした。
志波彦神社とは同じ境内にあるもう一つの神社です。
参拝。
伊達家代々の墓所
仙台市中心の少し郊外の場所です。
瑞鳳殿と言う場所に来ました。
駐車場は参拝者は無料であるということ。
仙台の街はかなり発展しているのですが、ここはそんなことを一切感じさせません。
とても静かで厳かです。
参拝量は550円です。
最初に見えるのは涅槃門(ねはんもん)
黒に金の装飾が特徴的です。
涅槃とは、煩悩を取り去った悟りの境地の状態のことを言い表す言葉です。
涅槃門から後ろの階段を登ると、そこに瑞鳳殿(ずいほうでん)があります。
こちらが伊達政宗のお墓です。
伊達政宗は初代伊達藩主、独眼竜政宗と言う異名を持っている戦国時代のスーパースターです。
経済や文化の発展にも尽力を尽くしたと言われています。
この地に御墓があるのは、ホトトギスの初音を聞くためにここに埋葬してほしいと言う伊達政宗の遺言だそうです。
煌びやかな装飾。
天女などがあしらわれており、天国を意味しているのでしょうか。
瑞鳳殿の隣には資料館があります。
墓所発掘調査にて出てきた遺品が展示されており、発掘時の映像が上映されていました。
歴史的にも貴重な資料が盛りだくさんです。
戊辰戦争の慰霊碑がありました。
仙台藩のために戊辰戦争で戦死した藩士や隊士1200人超と犠牲になった民間人の魂を弔うための碑です。
瑞鳳殿以外にも同じような建物が二つあります。
こちらはそれぞれ感千殿(かんせんでん)、善応殿(ぜんのうでん)と言い、
二代目藩主伊達忠宗(ただむね)と三代目藩主伊達綱宗(つなむね)が埋葬されている場所です。
境内にはほかにも歴代藩主の墓や、その夫人の墓などがあります。
仙台城跡から見る仙台市
瑞鳳殿からわずか5分くらいの場所です。
仙台城跡に行きます。
下の駐車場に停めたので、登りながら新緑の道を歩き石垣を見ることができます。
でもはっきり言って登って行くのは結構大変でした。
到着!おや?鳥居?
本丸の基礎石。
公園には歴代の藩主を模した若くてかっこいいお兄ちゃんたちがいます。
聞けば歴史のことや仙台のことを教えてくれます。
観光で来ている女性にサインをねだられて書いていました。
そて、これが伊達政宗騎馬像だ!
完全なる逆光。
シルエットだけでも美しいです。
調光ー!
素晴らしい景色ですね。
仙台市を一望できます。
ここは夜景スポットでもあるらしいですよ。
こちらにあるのは昭忠塔。
伊達政宗よりも大きな塔です。
国内外の戦争で亡くなった慰霊碑です。
こちらにいるのは金鳶(きんとんび)
塔の上にいたのですが、東日本大震災で落下してしまったということです。
修復されましたが、現在は塔の前に置かれています。
お土産コーナーを散歩します。
お、あれは?
食いしん坊が止まりません。
ずんだ餅!食べやすくカップに入ってます。345円。
このクリーミーなずんだ餡はたまらんのよねえ。
自分でずんだ餅作ったことあるんですけど、こんなにクリーミーにならなかったです。
博物館前にある伊達政宗の胸像。
ここに来るまでに自画像や銅像を見てきましたけど、独眼竜伊達政宗と言う異名があるのに関わらず全て両目がしっかり描かれています。
これは伊達政宗が片目を失ってしまったことに対し、親から頂いた身体でこのような姿になり申し訳ないと考えていたということから、
自画像には隻眼である様子を残さなかったと言われています。
伊達政宗の隻眼については様々な説があります。
実は両目あった、オッドアイであることを隠していた、失明していて白くなっていた、黒い眼帯は普段していなかった。
などなど。
このように様々な説や謎があるのは、それだけ伊達政宗が人を魅了する力があるからだと思います。
ぎゅう、ぎゅう、ぎゅうたんたん
ってゲームが中学生の頃に流行ってました。
仙台市まで来たので牛タンを食べていかなくては!
お店はこちらの鐘崎さん銘品街道支店に来ました。
こちらの鐘崎さんは東京にも進出しています
厚切り牛タンがお薦めの様ですが、普通のやつを注文しました。
へい!牛タン!
普段リーズナブルな焼き肉屋の極薄牛タン食べてる僕から見れば、十分厚めだと思います。
柔らかくて美味しい!
牛の旨みがしっかりしますね。
一緒にくっ付いてきた、青唐辛子の味噌和えみたいなのが美味い。
これでも結構ご飯が進む。
スープは牛のテール?
肉は柔らかく煮込まれていて、牛なのにあっさりして美味しい。
そのあとは近くの風呂へ。
ここのお風呂は多分チェーンですね。
東京にも似たような作りのお風呂あるんで。
でも天然温泉もあるし、炭酸泉とか壺湯とかもあってとてもいい風呂でした!
65日目レポート
走行距離 115.1キロ
食費 4295円
- アナゴ丼 1200円
- 牡蠣カレーパン 300円
- 生牡蠣 700円
- ずんだシェイク 250円
- ずんだ餅 345円
- 牛タン 1500円
瑞巌寺 700円
瑞鳳殿 550円
御朱印3つ 800円
お風呂 600円
ガソリン代 5989円
合計 12934円
65日目までの走行距離 13274.2キロ
65日目までに使った金額 553950円
日本一周64日目 岩手2 世界遺産平泉 お餅文化 カッパの住処 釜石大観音
雨が降っていました。
道の駅平泉と言う場所です。
道の駅の中の施設が24時間開放されていて、とてもキレイ。
Wi-Fiも飛びまくりです。
しかも朝ごはん定食を6時から始めてるんですよ!
そんな情報知らなかったので、昨晩コンビニでおにぎり買っちゃいました。
そういうわけで、今日最初は平泉を観光します。
平泉と言うのは地名なのですが、
ここ一帯には平安時代末期に栄えた寺院や遺跡が沢山あります。
「平泉ー仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」と言う名前でユネスコ世界遺産に登録されています。
夏草や兵どもが夢の跡
まず最初に訪れたのは中尊寺。
傘を出して観光は久しぶりです。
この時間はまだ空いていました、駐車場代400円。
この後に行く毛越寺の駐車場の100円引き券をくれました。
入り口から登って行きます。
本堂に到着する前に弁慶堂と言うものがありました。
弁慶と言うのは藤原義経に仕えた僧ですね。
他にも沢山のお堂があります
こちら本堂です。
中尊寺は850年に円仁によって開山されたと言われています。
円仁と言えば恐山を開山したのもそうでした。
12世紀に藤原清衡(ふじわらのきよひら)が、前九年の役・後三年の役でなくなった命を供養するために中尊寺の大伽藍を造営します。
登ってくる途中に弁慶堂がありましたね。
弁慶と言えば源義経(牛若丸)に使えた僧として有名ですが、
奥州藤原家と源家は密接な関りがあります。
源義経は幼少期の牛若丸時代も合わせて、平泉に身を寄せていたということです。
義経の最後には中尊寺の敷地より少し離れた現在の高館義経堂で自害します。
今回は訪れませんでしたが、素晴らしい眺望だということです。
この高館には500年の歳月の後、松尾芭蕉も登り有名な句「夏草や 兵どもが 夢の跡」を詠んでいます。
武士の儚い栄光を表す句です。
本堂の中に上がることできます。
なんとも立派な金の大仏様がいらっしゃいました。
一番奥には白山神社と呼ばれる場所がありますが、
ここには能楽殿、能の舞台があります。
国の重要文化財に指定されています。
現在も公演が行われているということです。
金色堂と、宝物殿でもある讃衡蔵(さんこうぞう)のセットで見れる券が800円なのですが。
ちょうど中学生?の修学旅行と重なりました。
せっかくだからゆっくり見たいので、彼らの拝観が終わるまで待ちます。
一組み終わると次の組が。
と思ったら今度は違う学校の生徒たちが。
これずっと続くな。。。
考え方を変えて、僕も中学生に戻った気で修学旅行気分で入ることにします。
讃衡蔵の中には様々な大仏やお釈迦様の像がありました。
とくに中尊寺経と言われる、国宝とされている紺の紙に金と銀で書かれた写経を見ることができます。
中学生の皆さんはノートをとったりして真面目に修学していました。
そのあと金色堂へ。
金色じゃないじゃん!
あの建物は金色堂を守っている、いわば外殻です。
外殻はさや堂と呼ばれています。
中には金閣寺に匹敵する金のお堂があります。
金色堂の中には、藤原家初代の藤原清衡(きよひら)から、二代目藤原基衡(もとひら)、三代目藤原秀衡(ひでひら)の遺体と、四代目藤原泰衡(やすひら)の首が安置されているということです。
「五月雨の 降り残してや 光堂」
全てのものを朽ち果てさせる五月雨も、この光堂だけは降り残していたかのようである。
浄土庭園、毛越寺
中尊寺から車で5分ほど。
毛越寺(もうつうじ)へ来ました。
駐車場代は300円ですが、先ほど100円割引券をもらったので使います。
さらに毛越寺の敷地内に入るには500円です。
毛越寺も円仁が開いた寺です。
その後、大火で焼失しましたが、2代目藤原基衡、3代目藤原泰衡により伽藍を再興しています。
雨やみました!
本堂と、中心には大泉ヶ池と言う大きな池があります。
昔は中島に2つの橋が架かっていたそうです。
奥には開山堂。
円仁の像が置かれていました。
境内にはもっとたくさんの堂や楼があったようで、現在は基礎石だけが残っています。
こちらにある遣水(やりみず)と言われる水路が池に水を引いています。
毎年、5月の第4日曜日に「曲水の宴(きょくすいのえん)」と言われる催し物があり、
小川沿いで平安貴族の宴の様子を見ることができます。
園内の宝物館も見ることができます。
平安期の仏像、発掘遺品等見ることができます。
一ノ関市の餅文化
この辺のご当地グルメは何かな?探してみました。
隣の一ノ関市では餅が文化として根付いているということです。
僕は、餅は正月とたまにおやつとして食べる程度なんですけど、
一ノ関市では一年中食べていて、軽食店にも餅があるということです。
お隣の平泉にはあるんですか?餅食べれる場所。
ありました!
こちらは中尊寺と毛越寺との間のちょうど真ん中にあるお店、夢乃風さんです。
藤原三代お餅膳と言うお餅だけのセットと、夢御膳と言うわんこそばと一緒に食べれるものもあります。
ここはお餅に集中すべし、お餅膳で。
餅ばっかりの定食。なんだか楽しい。
真ん中の手前はお餅ではなく、大根おろしの酢が入っているやつ。
口直しに使ってくださいということです。
まず最初はスープでも飲みます。
餅入ってた!!
餅は柔らかくて、しっかり伸びる美味しい餅です。
お膳に入ってるお餅は、ずんだ、あんこ、じゅうね、ゴマ、生姜です。
じゅうねって初めて食べたかな?
エゴマの実を煎ってすり潰したらしいです。
ゴマとはちょっと違う、少し酸味みたいなものがありました。
みんな美味しいお餅でした!
岩壁に建てられた堂と岩壁に掘られた顔面
平泉エリアではありますが、平泉の中心地から離れたところです。
達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)に来ました。
500円で入れます。
征夷大将軍、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)創建です。
東北地方の蝦夷(えぞ:中央政権の届かない人々を異端視した用語)がこの窟に要塞を作り、良民や女子供に乱暴していたのを、坂上田村麻呂が討伐したという伝説があります。
その時、この勝利は毘沙門天の御加護であると感じ毘沙門堂を創建しました。
入り口から三つの鳥居をくぐると毘沙門堂が見えます。
岩壁に張り付くように作られています。
これだけでかなりの迫力です。
中に入れます。
毘沙門様にしっかり挨拶。
毘沙門堂の奥の岩壁には
大麿崖佛(だいまがいぶつ)と言う名前。
顔面大仏とも呼ばれるものです。
前九年の役、後三年の役で亡くなった人の礼を供養するために、源義家が弓矢で彫ったという伝説があります。
めちゃめちゃ器用ですね!
毘沙門堂の前に池が蝦蟆ヶ池(がまがいけ)、その真ん中にあるのは弁天堂です。
弁財天様は嫉妬深いのでカップルで詣でると別れさせるなんて言いますね。
気を付けましょう。
カッパの言い伝えの残る街
少し北に戻りますが、東野と言う街に来ました。
カッパキティちゃん!
この遠野には河童伝説があり、今でも河童がいると信じられています。
河童がいると言われているカッパ淵に来ました。
今にも河童が出てきそうな雰囲気です。
ん?寺?
畑の真ん中にすごい立派な山門のお寺が。
常堅寺(じょうけんじ)と言うお寺です。
このお寺にはなんと、
カッパ狛犬がいるのです
お皿にお賽銭入れられてるぞ。
昔、このお寺が火事になったときに河童が火を消したという。
カッパ狛犬はその感謝の証だそうです。
カッパ淵はお寺の奥にあるらしいです。
もう河童が出ても全然不思議じゃないですね。
河童が出てきたときの為にカッパの鳴きマネの練習をしました。
ん、あれは?
釣り?
キュウリですね。
もう漫画見たいです。
誰がここにセットしてるのか。
社と河童の像があります。
河童の像にお供えされているのは。
キュウリ、じゃなくてピーマン?
ピーマンも食べるんだ。
お社の中をのぞくと。
河童グッズがいっぱーい。
あれ?
なんかこいつ今動かなかった?
鉄鉱石の溶鉱炉跡
遠野市から山奥に進むこと
橋野高炉跡と言うところに寄りました。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている8エリアのうちの一つ釜石にある高炉跡です。
1858年に操業を始めたということです。
こちらのインフォメーションセンターでパンフレットをもらいます。
かなり山奥なので、熊でも出ないかと思いながら歩いていきます。
こちらがその高炉跡。
このようなものが3つあります。
この中で鉄を抽出していたんですね。
公園としても良い感じ。
転がっている石には一つ一つ意味があるんですね。
種と言うのは鉄を取り出す前の石の状態です。
水車で粉砕してたのかな?
ここよりさらに山奥には鉄鉱石の採掘場があるらしいです。
でも立ち入り禁止です。
各高炉の真ん中に鉄の塊のようなものが。
この高炉は1894年まで使われていたということです。
復興の街と大観音
ここから釜石市街地へ向かいます。
途中の景色。
工事中の場所が多いと思いました。
立ってる建物もみんな新しい。
そう、ここは津波被害のあった場所です。
今でも復興は続いています。
これも運転中見つけて気になりました。
津波の浸水高さのしるし。
車3台分くらいの高さの位置でした。
もし自分がその時ここにいたら。
どうなっていたんだろうかと。
そして目的地に到着。
観音様の背中が見えます。
ここは釜石大観音と言われる場所。
参拝には入場料500円必要です。
観音様の近くまでエスカレーターで行けます。
良い景色!
でも、先ほど津波の被害を見た後に海を見てるとなんだか複雑な気分です。
そしてその後ろにはドーンと釜石大観音。
その大きさは48.5mと言うことです。
分かりやすく説明すると、ガンダムの大きさが18mなので、その2.7倍の大きさです。
この観音様の中入れますよ。
観音様の足元の入り口で御朱印帳を渡して登って行きます。
徒歩で登りますよ!
螺旋階段の一番下には弁財天様が。
乳ブリーン出してますが。
螺旋階段の中心にはこのように七福神が祀ってあります。
また、登って行く途中に三十三観音が安置されています。
これらの像は鉈彫り(なたぼり)という技法で彫られており、荒々しくも生き生きとした姿になっていて見応えがあります。
登りきりました。
観音様の腕当たりから出てきます。
良い景色です。
観音様のお顔がすぐそこに。
降りて御朱印もらいました。
こちらも中に入れます。
中にはあまり日本では見られない貴重な仏像などがあります。
サンマを使ったラーメン?
大船渡市(おおふなとし)に到着です。
本日の夕ご飯はここで食べます。
大船渡市にあるご当地グルメはサンマラーメンです。
黒船と言うお店にやってきました。
店に入った瞬間少し魚の匂いがしました。
メディアでも取り上げられている有名店の様です。
芸能人のサインもたくさんあります。
券売機、せっかくだから特性を食べようかな。
特性秋刀魚だし醤油ラーメンを注文しました。
店主は結構ロックな感じですね。
そういえばオールバックだったな。
豪華な見た目!
いろんな種類のチャーシューと煮卵!
サンマはダシに使われています。
身が乗ってるわけじゃないですよ。
中太のストレート麺、コシはけっこうあります。
しっかりスープを運んでくれます。
スープの味は予想に反してかなり上品で美味しい。
でもしっかりした味。
秋刀魚の生臭さのようなものはありません。
チャーシューも煮卵も美味いです!
秋刀魚っていう変わり種を想像していたんですけど、かなり王道の美味しいラーメン屋さんでした!
本日寝る道の駅に到着。
なんだか今日長かった。
この道の駅はお風呂が併設されててーって
えー!
今日から臨時休業ー!
昨日風呂入れなかったので、さすがに今日も入らないのは嫌だ。
探してみたら、ここから30分の場所にありました。
往復一時間やないか。
でもしょうがない行こう。
スーパー銭湯タイプのお風呂、
お値段770円。
少しお高めだけど、高濃度炭酸泉があったからOK!
シュワシュワされるの好き。
64日目レポート
走行距離 327.4キロ
使った金額
食費 2695円
- お餅御膳 1000円
- 秋刀魚ラーメン 950円
- スーパーマーケット 745円
中尊寺金色堂 800円
毛越寺 500円
釜石大観音 500円
御朱印 300×4=1200円
平泉駐車場併せて 600円
お風呂 770円
合計 7365円
64日目までの走行距離 13159.1キロ
64日目までに使った金額 541016円
日本一周63日目 岩手1 息をのむ美しさ龍泉洞 本場の盛岡冷麺
山奥の道の駅おおので起床しました。
5時に。
起きてしまった特に理由はないんですけど、目が覚めて寝付けないのでちょっと移動。
早起きは三文の徳
時間を有効活用。
ちょうど洗濯物がたまってたのできれいに洗いました。
絶景北山崎
まだ朝も早い時間です。
最初に来たのは岩手の海岸にある北山崎。
岩手には海岸に奇岩や美しい浜が沢山あるということです。
駐車場から公園の中に入ります。
民宿やお土産屋さんなんかがありました(朝早すぎでやってませんけど)
展望台は3か所あるみたいです。
まずは第一展望台。
海食洞と呼ばれる、岩に穴が開いている現象が沢山みられました。
これは今まで見たことない光景。
次は第二展望台に行きます。
363段・・・これは結構疲れるやつですね。
まだ朝もはいけど行ってきます。
第二展望台からの景色。
うーんあまり変わらない!
でもこっちのほうが崖が段になっているのが良くわかります。
あの段は地盤の隆起や海面の低下でできた地形だということです。
降りた階段を戻ります。
息キレるわ。
第三展望台はそんなに急な道じゃないです。
展望台に着くまでにリスを2匹ほど見ました。
でも展望台は老朽化で乗れないみたい。
景観はこんな感じでした。
思わず吸い込まれそうになる青い泉
岩手には沢山の鍾乳洞があるんですよ。
日本一長い鍾乳洞に、滝がある鍾乳洞などなど。
全部行くと岩手は洞窟巡りだけで終わってしまうので、一つに絞りました。
岩泉町というところにある龍泉洞に来ました。
鍾乳洞内でとてもきれいな泉が見れるということです。
あちらが龍泉洞の入り口。
日本三大鍾乳洞の一つと言われています。
なんと洞窟の長さは3600mもあるらしいですが、現在まだ調査中で最終的には5000m以上あるのではないかと言われています。
観光で入れるようになっているのは700mです。
龍泉洞ともう一つ、龍泉新洞科学館と言うところに入れる券が1050円です。
写真はスマホで撮ってますが、フラッシュは使ってません。
僕のスマホ、なんか良くわかんないけど暗いところに強いみたいです。
実際はもう少し暗いです。
この日、外気温は18℃ですが、中は10℃以下です。
足元には水が流れています。
とにかく透明度が高い。
湧き出す量は毎秒1100~1500リットル。
頭をぶつけてしまうような場所を進んでいきます。
自然にこれができるなんて凄すぎです。
壁や天井。
鍾乳石のつららができています。
たまにコウモリが飛んでいきます。
洞窟内の観光で行ける場所は3つの地底湖があります。
実際は8湖あるらしいです。
湖の中にライトが設置されていてムーディーです。
湖の奥まで良く見えます。
身を乗り出すと吸い込まれそう。
本当に透明度がすごい。
洞窟は縦長になっていて上にも登れます。
結構きつい階段ですよ。
35m登ったところから下にを見ると、第一湖が見えます。
あまりの美しさと洞窟の水の音、静けさに少し恐ろしさも感じました。
湧水が飲めますよ。
龍泉洞の水だー。
道路を挟んだ向かいに龍泉新洞科学館があります。
こちらは科学館と言う名前こそついていますが、
龍泉新洞は1967年に新しく発見された洞窟です。
洞窟内からは土器や石器が見つかり、人が住んでいたことがわかっています。
新洞は内部の撮影は禁止と言うことです。
本洞のように大量の水はありませんが、少し川が流れています。
本洞窟の前の川の水が再度地下に潜り新洞に流れ込んでいるということはわかっています。
こちらが本洞の前の川です。
苔の感じがとても良い。
お土産コーナー。
龍泉洞サイダーや、化粧水や潤いジェル。
あんなに水がきれいなんだから効果ありそうだな。
お昼ごはんはお土産屋の中で食べることにしましたー。
団体さんの予約あるみたいですね、
注文したのは三陸わかめラーメンの岩魚寿司セット。
わかめたっぷりラーメン。
スープの味薄い!
でもわかめと混ざりながら食べるとちょうどいい感じになります。
珍しいのがこちらの岩魚寿司。
岩魚は軽く湯にくぐらせているみたいです。
上品な脂の旨みがあるお寿司でした。
牧場で牛乳を飲む
そのあと盛岡市へ移動。
3時間かかりました。
海のある県で県庁所在地がこんなに山奥にあるのは珍しいですね。
ここにはみんなが知ってるあの農場があります。
牛乳いつも飲んでました。
僕がここまで大きくなったのは小岩井農場さんのおかげです。
入場には800円必要なんですけどね、子供向けの体験コーナーとか沢山あります。
時間も夕方に近いですし、中には入りませんでした。
駐車場の横で、CRAFT市をやっていて盛り上がってます。
いろんな手作り商品が売ってる。
常設のどんぐりコロコロと書かれているお店には木のぬくもりのある商品が売ってます。
体験コーナーで小物を作ったりしていました。
せっかく牧場に来たんだから牛乳飲みたいです。
園内に入ってませんが、駐車場の前にお土産屋さんあります。
ここで牛乳を買います。
小さいの100円で購入。
脂肪分が固まって沈殿しているので振ってから飲みます。
臭みがない濃い牛乳の味。
ソフトクリームも食べます!360円。
コーンかカップ選べるのでカップで食べました。
濃厚!
牛乳食ってる感じがする。
冷たくて甘くておいしかったです。
近くには小岩井乳業があり見学できるらしいです(予約必要かも)
盛岡グルメの代表と言えば
盛岡市に入ってから沢山看板を見ます。
焼肉、冷麺、の文字。
盛岡市民でも名の知れた有名店に行きました。
髭、さんです。
小岩井農場から近く、街の中心から離れているから駐車場もあります。
店内は結構広いんですが、半分近くの席が埋まってます。
まだ5時前なのに。
早く来てよかったかも。
メニュー
盛岡冷麺に1番人気と書かれています。
せっかく焼き肉屋に来たんだから、肉食べたくなります。
凄い良い匂いするんですよね。
でも冷麺だけにします。
その代わり大盛りでね。
あ、予想以上にでかい。
食べきれるか不安になりました。
コシすごいですね。
澄んだスープですが、旨みがすごくあります。
牛のダシと醤油が絶妙です。
牛のチャーシューも柔らかくて美味しい。
辛みです。と言われて出されたのはカクテキでした。
カクテキを麺に入れるとまた違った味わいに。
カクテキだけ食べてもうまいな。米欲しい。
僕、実はそこまで冷麺って好きじゃなかったんですけど、
一口食べて、すぐまたもう一口に入れたいってなりました。
ノンストップで一気に汁まで飲み干しました。
ところで、スイカ食べるタイミングってどのタイミングなんですかね?
明日の目的地にできるだけ近づこうと南下しましたが、
お風呂が全然見当たらない。
今日は久しぶりに(この旅で3回目)風呂に入れず就寝です。
63日目レポート
走行距離 296.3キロ
使った金額
食費 3197円
- わかめラーメンと岩魚寿司 1140円
- 牛乳 100円
- ソフトクリーム 360円
- 冷麺 972円
- コンビニ 670円
コインランドリー 700円
龍泉洞 1000円
合計 4942円
62日目までの走行距離 12831.7キロ
62日目までに使った金額 533651円
日本一周62日目 青森2 函館からフェリーで大間へ あの世に最も近い場所恐山
道の駅なないろななえ
駐車場が広く、端っこのほうに停めたのですが、フリーWi-Fiが飛んでました。
ここWi-Fi飛んでんな!
さあ、今日はついに本州に戻ります。
津軽海峡フェリーで函館から大間へ
すき屋の朝ごはん定食。
このクオリティで390円。
焼き魚でお米食べるの幸せ。
津軽海峡フェリーに到着しました。
駐車場は2時間無料らしいです。
チケットを買ったり、出航の時間を待つには十分な時間ですね。
申込用紙を書いて提出します。
値段は13160円でした。
9時半出航の便に乗ります。
8時から受付開始、8時50分までに車を乗り場に移動してくださいと言うことでした。
チケットとダッシュボードに置く紙。
それでは車で船に乗ります。
わーい。
おお!船の中にエスカレーターあるし!
客室もキレイだし、ここWi-Fi飛んでんな!
今回乗った、この津軽海峡フェリーは、最初に北海道に来た時に乗ったフェリーと会社が違います。
津軽海峡フェリーも青森行きありますが、青函フェリーより高いのです。
その分設備が充実していますね。
せっかくWi-Fiがあるので、船の中で、ブログを書こうと思いましたが。
揺れてる中書くのキツイです。
船酔いとかするタイプじゃないんですが、下向いてパソコン打つのはダメ見たい。
ブログは諦めて看板へ。
良い風、いい眺め、いい天気!
前回夜に乗ったから景色見えなかったけど、
明るい時間に乗るのは爽快ですね!
8日間ありがとう北海道!
北海道は本当にでっかいどー!だった!
マグロの町
エクストレイル発射ー!
大間につきました。
乗船時間は90分。ちょっと寝ました。
降りたところは大間の街中、
ここから岬に車で行きます。
はい到着。
まあすぐそこですから。
駐車場には出店がいくつかあります。
良い時間なのでお腹を満たしたいと思います。
お店は大間にある人気店にすることに。
お名前は「大間んぞく」
お店に入ったら、席は開いているんですが、ほとんど予約席!
団体様が来るらしい。
他のお客さんと相席で座らせていただくことに。
壁に沢山張られているシールは、マグロを一尾買ったときに付いてくるシールです。
これは大間のマグロですと証明するもの。
メニューはこんな感じ。
東京などで食うよりはだいぶ安いんでしょう。
しかし、私はもっと安いものを注文します。
壁に貼られているメニューの中から、切り落とし定食1800円を注文しました。
周りの人はマグロうに丼とか食べてる!
うらやましい!
しかし、切り落とし定食だって美味しいに違いない。
中おち結構な量があります。
赤みの色が濃くていい感じです。
わさびを醤油に溶かさないのがこだわりです!僕の。
鮮度もよく美味しいです!
保存管理もしっかりしているでしょう、臭みも一切ない美味しいマグロ。
舌の上でねぶるように転がし、魚の旨みがしっかり味わえます。
僕の定食が来たタイミングくらいに、予約の団体さんが入ってきました。
良かった、あの人たちの後に入店してたら注文かなり遅くなったと思う。
お腹も満たして、岬を散策します。
マグロ一本釣りの像。
このマグロは400kgのマグロと同じ大きさということです。
400kgって何人前食べられるの?
そうか、ここは本州最北端の地になるのか。
そこに見える島は弁天島です。
北海道は見えないみたいです。
日本一周もラストスパート!
東北地方、太平洋側を南下します!
死後の世界に最も近い場所
名前からいかにも恐ろしい場所を想像していました。
恐山に行きたいと思います。
大間と同じ下北半島内にあり、1時間と少しの運転で到着です。
峠を登って行くと宇曽利湖(うそりこ)が見えます。
宇曽利湖沿いに面白いものがありました、ので車を降ります。
ん?硫黄臭い!
あるのは三途の川と書かれた橋と、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)と題された2体の像。
人は死後、三途の川を渡ることになるが、奪衣婆に着ている身ぐるみを剥がされることになります。
そして懸衣翁はその衣服を傍らに生えている木にかけ、その枝のタレ具合で生前の悪行を測るという言い伝え。
このあと閻魔様に地獄の審判が下されます。
これから足を踏み入れる恐山。
あの世の入り口連想させられます。
車で少し奥に行くと恐山があります。
入山するのに500円必要です。
恐山の開山は862年、1200年の歴史を持ちます。
唐(当時の中国)へ留学をし帰ってきた円仁により開山。
地蔵信仰による、死者への供養の場となっています。
「人は死ねばお山さ行く(人は死ぬと恐山に行く)」と言われ、境内には死後の世界を連想させるものが沢山あります。
山門
地蔵の前に風車があります。
風車は子供の霊の供養に使われるものです。
本堂は奥にある建物ではなく、参道の横にあります。
こちらに手を併せたら奥へ。
山門をくぐると左右に棟があります。
右にあるのが男湯。
左にあるのが女湯(2棟)
無料の温泉施設です。
奥には混浴の施設もあります。
この温泉は身を清める効果があるとされ、恐山に参拝する人は必ず入浴していたそうです。
入浴しませんでしたが中を見てみました。
もちろん男湯のほうを。
中は濃い硫黄の匂いが充満しており、濁り湯がありました。
木で出てきた昔の公衆浴場と言う感じです。
奥にあるのは地蔵殿になります。
円仁がこの地にたどり着いたときに、ここの神秘的な風情を感じ取りながら彫り上げた地蔵菩薩が本尊だということです。
この寺は子持ち狛犬が置かれていますね。
その理由も後でなんとなくわかりました。
地蔵殿を対面にし左側に霊場巡りがあります。
ゴツゴツした岩場はまさに地獄を表しているかの様です。
ところどころに煙が噴き出しており、硫黄の匂いが立ち込めます。
ところどころにある石積みですが、
まるで賽の河原(さいのかわら)を表しているようです。
賽の河原とは、三途の川にある河原のことです。
親よりも先に命を落とした子供は三途の川を渡ることができず、
その親不孝の報いとして河原の石を積むという話です。
石の塔が完成近くになると、鬼がやってきてそれを壊してしまいます。
それを救うのが地蔵菩薩であると言われており、先ほどの地蔵殿にはこれにまつわる言い伝えがあります。
深夜、地蔵尊の錫杖の鳴る音がする、雨の日は地蔵尊の衣が濡れているなど。
このお寺に風車がところどころに奉納されているところや、先ほどの狛犬が子持ち狛犬であったことからも、子供の供養に来る人が多いということがわかりますね。
様々なお地蔵様。
お湯なども沸いてる箇所があります。
岩の地帯を抜けると宇曽利湖へ。
この浜を極楽浜と名づけられているようで、
地獄もあれば天国もある。どちらも死後の世界を連想させられます。
極楽浜には東日本大震災の慰霊のお地蔵様がいました。
背面には沢山の手形が。
久しぶりに御朱印。
人の生死や人生について考える良いきっかけになる場所でした。
車で移動中に道の駅に寄りました。
道の駅 よこはま 菜の花プラザ
横浜って地名が青森にもあった。
青森の陸奥湾に面していてホタテが特産みたいです。
出店が出てたみたいなんですけど、もう夕方で店を閉める直前だったみたいです。
もう店閉めるから200円でいいよーと言われ買いました。
ホタテの串焼き、300円だったけど100円得した。
大きなホタテでした。貝柱が肉厚!
さらに南下してお風呂ー。
青森県の東北町と言う場所だったのですが、290円と言う安さで天然温泉。
東北のほうが安い温泉多いのかな?
アメニティは無いけどいいお湯でした。
十和田のバラ焼き
豚のバラ肉を玉ねぎと炒めるのですが、
その中でも有名な店に来ました。
司バラ焼き大衆食堂さんです。
駐車場は、目の前のコインパーキングなんですが、
ここで食事をすれば3時間?まで無料みたいです。
屋台風のお店の中は熱気でムンムン、笑い声が絶えません。
一人で入るのに躊躇します。
でもカウンター席あります。
一人でバラ焼き楽しめる。
メニュー。
色々食べたくなるけど、バラ焼きとご飯を注文(800円+100円)
肉が薔薇みたいになってる。
おっと食べ方がわからないぞ。
店員さんが説明してくれます。
まずは玉ねぎを肉を中心にグルグル回しながら焼き、
玉ねぎに火が通ってきたら肉を崩します。
こう?こう?
こう!
店員さんに見守られながら、強火のまま、焦がさないようによく混ぜます。
タレがなくなったら食べるサインらしいです。
完成!
めちゃ美味そう!
豚の脂に少し焦げた感じのタレが絡んですごい美味い。
玉ねぎも少し焦げて甘みが引き出されてます。
玉ねぎだけで食べてもうまい。
米に合うわー!
酒が飲みたくなる!
他の席の人たちうらやましいー!
62日目レポート
走行距離 271.8キロ
使った金額
食費 3290円
- すき屋 390円
- マグロ切り落とし 1800円
- ホタテ 200円
- 十和田のバラ焼き 900円
フェリー 13160円
恐山 500円
御朱印 300円
お風呂 290円
ガソリン 5849円
合計 23389円
62日目までの走行距離 12535.4キロ
62日目までに使った金額
日本一周61日目 北海道8 登別温泉は硫黄の香り 不思議なハンバーガー屋ラッキーピエロ
白老漁港の駐車場で一泊。
ここは、夜釣りをする人の車中泊スポットと言うことで来たんですが。
僕が以外の車が一台もありませんでした。
鬼が沢山登別温泉。
北海道って温泉本当に多いですよね。
この1週間北海道を一周してきてどこもかしこも温泉だらけ。
今日来たこの場所はそんな北海道の中でも特に温泉郷として名が有名な場所。
登別温泉駐車場につきました。
駐車場代は500円、このあと行く大湯沼も込みの値段です。
車から降りると早速硫黄の匂い。
まずは街中を散策。
鬼ー。
結構リアルに作ってるんですね。
登別温泉には地獄谷と言われるところがあり、
その名前から連想される鬼を使った町おこしをしているらしいです
神社もありました。
湯澤神社と言うらしいです。
泉源公園です。
8(9)本の金棒があり、それぞれ御利益が違うということで。
こんな感じで絵馬を書いてお祈りするようです。
間欠泉!
3時間毎に噴出するらしいのですが、常に噴き出していました。
しかし湯気が凄すぎで写真撮れない。
閻魔様ー!
一定時間ごとに閻魔様の表情が変わって動くパフォーマンスがあるみたいです。
もうすぐ10時!やったね
10時近くなると人が集まってきました。
時間になると恐ろしい音楽が鳴り始めました。
周りにいた子供がビビりまくりです。
その音楽のまま3分経過。
閻魔様。焦らし過ぎだよ。
すると!
え!?そんな風に表情変わるの??
予想外のからくりで顔が変わりました。
「地獄に落ちたくなければ現世で善を積むのじゃー」
分かりました!閻魔様!
湯かけ鬼蔵
手のこん棒に無病息災と書かれていますね。
温泉をかけて健康を祈ります。
湯かけ鬼蔵の隣にあるのが、夢元さぎり湯。
こちらの温泉は410円とリーズナブル!
シャンプーとかはないですけどね。
まだ朝早いけど、せっかく登別温泉来たので一風呂いただきます!
登別温泉は、白濁した温泉なのですが、
入ってびっくり!底に泥がたまっているのです。
すくってみると灰色の泥が。
硫黄の匂いもものすごいですね。
温泉成分はとにかく濃いです。
臭いが体中につきました。
お湯で流しても落ちそうにないです。
体中から硫黄の匂いをさせながら地獄谷を見に行きます。
いたるところから煙が噴き出していて、まさに地獄と言った感じ。
こういう場所に来るのは、大涌谷、北海道の硫黄山に続いて3回目ですね。
あの川は熱いんだろうか。
噴き出している湯気は最高100度近いものもあるらしいですよ。
まさに地獄。
湧き出している場所により泉質が異なり十一種類もあるらしいです。
薬師如来。
こちらの温泉で目を洗ったら眼病が治ったという言い伝えがあるそうです。
大昔はアイヌ民族が温泉を薬湯として使用していたという言い伝えもあります。
結構歩いて奥のほうまで行くことができます。
ここからエクストレイルで大湯沼へ移動します。
車で5分ほど、山の上に移動です。
すげえ。
なんか近づくと、あまりの硫黄の匂いの強さにひるみます。
火山性ガス(有毒)
ちょっと怖い。
表面で50度、
沼の最深部はなんと130度ということ。
ここに投げ入れられたら死ぬわ。
沼は二つあるんですね。
どちらも熱そう。
こんな光景初めて見ました。
北海道に来なきゃ見れない景色だった。
そしてすごかった硫黄の匂い。
伊達男は北海道にも?
もうお昼の時間だけど、食べるもの決めてない。
そんな時は道の駅に行くとその土地のものが簡単に見つかっていいんです。
そして、看板を探していると、伊達市の看板。
あれ?伊達って東北地方じゃなかったっけ?
仙台藩主、伊達氏の分家である亘理伊達氏(わたりだてし)が明治政府によりここ一体の支配を命ぜられ、移住、開拓されたのがこの伊達市ということです。
ちゃんと関係あったんですねー。
お昼ごはんはお蕎麦を。
だての天ぷらと言うお店。
天ぷらは、本当の天ぷらではなく、てんぷらかまぼこと言われるもの。
戦前よりあるお店を引き継いで現在も味を守っているとか。
平てんを乗せたお蕎麦。
平てん、柔らかくて風味がしっかりあって美味しい。
もう一つ気になってるものがあります。
ハンサム食堂のハンサム焼き。
伊達おとこをイメージしたキャラ見たいです。
ハンサム君、なんか僕に顔が似ています。
メニューにある冷やしハンサムが気になる。
デザートにいただくことにしました。
ソフトクリームに、餡子とハンサム焼き、あとお菓子のコーンが。
ハンサム焼きは今川焼みたいな物の様です。
ソフトクリームつけるとウマいー。
あと、このソフトクリーム濃厚ですごい美味しいです。
伊達の牧場で作られた鮮度バツグンのソフトクリームだということです。
この三日月形の兜は伊達政宗の象徴となる兜ですね。
伊達市では、毎年8月に毎年伊達武者まつりと言う、伊達の開拓者に感謝するお祭りをするらしいです。
北海道の出発地点、函館に向かいます。
函館に着いたら北海道一周が終わります。
北海道のご当地ハンバーガー
函館に戻る前に洞爺湖に寄りました。
綺麗な湖でした。
北海道はカルデラ湖多いですね。
それだけ火山が多いということです。
函館まで30分までのところに来ました。
本日の夕ご飯はこちらで食べます。
北海道に来たら食べに行きたかった、ご当地チェーン店があります。
峠下総本店です。
ラッキーピエロはご当地ハンバーガー全国一位に輝いたお店です。
ハンバーガー研究科としては行かないわけにはいかないです。
北海道のチェーン店と言うか、函館周辺にのみ存在するようです。
メニュー。
ハンバーガーをメインにしたファミレスといったラインナップです。
チャイニーズチキンバーガーと言うものが一番人気らしい。
でもパティが食べたいので、人気No2、社長大好物、と書かれたラッキーエッグバーガーを食べることにしました。
ラッキーエッグバーガー、ポテトL、ガラナ、あわせて842円です。
ハンバーガーは注文を受けてから作り始めるこだわり。
席について待ちます。
が、
店内がすごいことになってますね。
これなら待ってても飽きない。
幸せを呼ぶ幸福タマゴ。
財運の椅子。
なんか宗教染みてないですか?大丈夫ですか?
10分くらいかかったかな?
ハンバーガーがデカいですね!
セサミたっぷりのバンズにタマゴ、トマト、味付きにはミートソースとタルタルソースが使用されています。
パティは、日本のハンバーグのように玉ねぎなどが入っていて柔らかいパティ。
肉100%ではないですがバンズの柔らかさと相性がとてもいいと思います。
このハンバーガーは単品390円ですが、これで出せるクオリティとしては最高だと思います。美味しい!
世界中の国のありがとうがありました。
食べ終わったら行列が。
早く来てかった。
お土産コーナーなんてあるんですよ。
ラッキーピエロラーメンに、ラッキーピエロミルクまんじゅう、ラッキーピエロソフトさきイカ。
このお店いったいどうなってんだ!
ハンバーガーの味は間違いないから大丈夫ですよ!
寝る前にお風呂です。
登別温泉で朝ぶろしてきたけど、やっぱり寝る前に入りたいです。
本日のお風呂、ニヤマ温泉、あじさいの湯。
ニヤマスキー場と言われる場所にある温泉です。
壁が木でできたログハウス風のお風呂でした。
410円、シャンプー、石鹸無し。
61日目レポート
走行距離 245.1キロ
使った金額
食費 1782円
- だての天ぷら蕎麦 490円
- 冷やしハンサム 450円
- ラッキーピエロ 842円
駐車場代登別温泉 500円
登別温泉 420円
お風呂 410円
合計 3112円
61日目までの走行距離 12263.6キロ
61日目までに使った金額 505320円
日本一周60日目 北海道7 北の国からのロケ地 富良野と苫小牧でカレー料理
え?60日目?
この旅は60日で終わる計画だったんですけど。
思った以上に時間かかってる。
しかも北海道は7日目、1週間たってるー!
とは言え、急がず、慌てず。
安全第一で運転していきますよ!
朝から親子丼!
なか卯見つけて、朝定食を食べに入ったんですけど。
親子丼食べたくなっちゃった。
富良野は美しいところだったわけで
青い空に緑の草原。
富良野に到着です。
黒板五郎(田中邦衛)の作った家など、ロケ地も残っており観光地となっています。
北の国からは、ドラマは1981年始まりだったんですよね。
僕が生まれる前です。
連続ドラマが終わった後も、根強い人気でスペシャルドラマが度々放送され、
最後に放送されたのが2002年「遺言」です。
遺言は僕の記憶にも残っています。
テレビ番組でも北の国からが話題になることもあり、見に来てみたいと思いました。
最初に着いたのは麓郷の森(ろくごうのもり)
こちらにあるのは丸太小屋と三番目の家と言われるもの。
連続ドラマ時代に作られた家が残っているそうです。
黒板五郎の作った家は3か所のエリアに分けられているらしいです。
各エリアは少し離れていて車で回るのが良いそうです。
各エリアに入るにはチケットが必要です。
3枚組で1200円、一枚なら500円。
最初は丸太小屋。
作られたのは1982年と言うことで、
35年も前の建物?
良く保存されていますね。
'84夏で純の火の不始末が原因で炎上してしまいますが、燃やした家はセットで作った別の家らしいです。
この丸太は電信柱の廃材らしいです。
当時の日本は、電信柱を木からコンクリート製のものに変えていたらしく、
その廃材を頂戴して作ったのがこの家と言うことです。
奥にあったのが、丸太小屋が炎上した後に住んだ家。
87初恋、89帰郷のロケ地らしいです。
屋根の上にあるのは風車で自家発電をするのですが、中華鍋でできています。
敷地内にカフェもあります。
木々に囲まれた素敵空間で癒されながらコーヒーを一杯も良いですね。
続いてきたのは石の家のエリア。
石の家は92巣立ちのロケ地と言うことです。
なんて素敵な空間!
風車はよく手入れされているのかグイングイン回ってます。
お風呂まで石造り。薪で温めるです。
石の家の近くには、最初の家と言うものがあります。
これは復元されて作られたものらしいです。
丸太小屋を作るまでの1年数か月この家で過ごしたということです。
富良野は美しい。
最後に来たのは、拾って来た家ーやがて町ーのエリア。
僕が三か所回った中で一番印象に残った場所です。
入国管理局。
北の国、に入国します。
おお、家にバスが突っ込んでますよ。
こちらは純と結の家と名づけられています。
テレビシリーズが終わった後に完成した家らしいです。
結は内田有紀さんがやっている役で、テレビのシリーズ上では純の最後の彼女です。
バスがそのまま家になっている!
バスを中心に増設された感じです。
こうやって見てみるとドラマ開始時から順を追って、黒板五郎の家づくりのレベルが上がってきているのがわかります。
完全にプロ並みになってますね。
窓の形がみんな違うの気が付きましたか?
これもすべて拾ってきたものです。
拾ってきた家と言う名前はそこから来ています。
乾燥機や車の窓も使用されています。
こちらは雪子おばさんの家。
車の窓や、ゴンドラを使用して。日の光をたくさん取り込めるようになっています。
めちゃ素敵な作り。
他にも家があります。
どの家にもたくさんのドラマがあります(ドラマだから)
一からドラマを見直してみたくなりました。
富良野の名物はカレー?
昨晩、屋台で富良野の名物って何?と聞いたところ、カレーらしい。
そして、帯広ギャルに進められたのがこのお店のカレーです。
ここも北の国からのロケセットか?と思わせる家の作り。
お店の名前は唯我独尊さんです。
こちらのお店はかなりの有名な店らしく、全国にファンがいるとのこと。
あら、店内も素敵ねえ。
一番人気はソーセージのカレーと言うことです。
お値段1150円。
良い匂い。手作りだというソーセージが乗ってます。
料理を出されたとき言われました。
ご飯が残っていればカレーソースのお替りができますので、カウンターでスタッフに「ルールルル」と言ってください。
カレーのルーがお替り可能って初めて聞いた。
ルールルルって蛍が狐を呼ぶときに言った言葉ですね。
完全にここの主人は北の国からファンですね。
カレーは独特の味がし美味しいです。
かなり複雑なスパイスの味がし、野菜の旨みもかなり出ている感じ。
ソーセージもこれまた美味い!
なんだか燻製の香りもします。
辛みが足りなければこれで調整してくださいということです。
カレーのルーを大めに口に運びながらご飯を残しました。
これを持ってカウンターに。
すみません!
えっと、(恥ずかしい)ルールルル?
はい!わかりました!
カレー復活。
美味しいカレーまた食べれて幸せ。
外国の方にもわかるように。
プリーズ セイ ルールルル
次に向かうは苫小牧(とまこまい)。
ゴールデンウィークだけど、桜が満開。
苫小牧の名物もカレーを使った
すっかり暗くなりました。
と言うのも途中で寝ました。
眠くて眠くて、
やはり、昨日4軒もハシゴしてお酒を飲んだのが効いたようです。
苫小牧は札幌より南に位置する、海沿いの漁業都市です。
おー、だいぶ進んだー!
あと少しで北海道編終了する!
苫小牧のご当地名物はカレーラーメンらしいです。
またカレー?と思ってしまいましたけど、興味あるので食べます。
カレーラーメン発祥と言われる苫小牧。
と言っても、ソースかつ丼と同じように発祥を主張する市町村が沢山あるみたいですが。
そんな中で最も歴史があるというのが味の大王さんです。
味の大王さん総本店に来ました。
カレーラーメンを食べに来ましたが気になるノボリもあります。
手延べ生餃子?
生?焼いてるよね?
これも食べよう。
注文したのは元祖カレーラーメン820円とと、手延べ生餃子400円
餃子は行者にんにくを注文、
行者にんにくは北海道でキトビロと言うらしいです。
その姿からカレーがだいぶトロっとした感じだというのがわかります。
スープトロトロー!
濃厚なカレーが麺に絡みついて口に運ばれます。
スパイスがよく効いた味。
スパイシーだけど、日本人に食べやすい和風な感じもあります。
非常にうまい。
地元でもカレーラーメン出す店あるんですけど、邪道な気がしてたんですよ。
カレーなの?ラーメンなの?
いや、これはカレーラーメン。
本当に美味しいです。
手延べ生餃子。
皮がモチモチ。
これが手延べと言われる餃子か!
中もジューシーで美味しいです。
カレースープに浸したチャーシューは無敵です。
苫小牧にはカレーラーメンのお店が50店以上あるともいわれています。
食べ比べてみたい。
はい、今日のお風呂。
湯らん銭。
遊覧船と書けてるのかな?
元気なおじ様の掛け声が気持ちい、お風呂も気持ちいい温泉でした。
休憩室でゴロゴロしちゃうよねー。
今日は漁港近くの公園でお休みです。
60日目レポート
走行距離 345.7キロ
使った金額
食費 3482円
駐車場代帯広 600円
ガソリン代 4498円
北の国からロケ地 1200円
お風呂 440円
合計 10220円
60日目までの走行距離 12018.5キロ
60日目までに使った金額 502208円
50万超えた!
日本一周59日目 北海道6 摩周湖屈斜路湖阿寒湖 カルデラ湖巡り 帯広の夜
道の駅恋問で起床。
なんだか恋愛運が上がりそうな名前です。
凄い寒かったです。
もう少しで氷点下になる。
昨日言った釧路湿原の横を通り抜け、北海道の内陸に向かいます。
北海道湖巡りと硫黄山
本日は3つのカルデラ湖を巡ります。
最初についたのは摩周湖です。
駐車場代かかるんですね。
でも硫黄山の駐車場にも入れるというチケットをくれました。
2か所で500円です。
なんと、昨日の寒さで樹氷ができている!
枝が凍り付いている現象が起きています。
この時期でも起きるんですね。
摩周湖は晴れた日は摩周ブルーと呼ばれるほど綺麗な湖面になるらしいです。
今日は残念ですが、樹氷見えた良しとしましょう。
湖面の高さは海抜351m、向かいに見えるカムイヌプリと言う山は標高857mと意外にも低い。
それで樹氷とかできちゃうんだもんなー。
摩周湖の反対側も絶景です。
そこにはこのあと行く硫黄山があります。
いや、寒いと思った。
そこから車で30分。
山の裾野から白い煙がモコモコ上がってます。
予想以上の迫力と匂い。
硫黄の匂いがすごいします。
硫黄山と名前の付けられている山は日本には10峰もあります。
一時期は鉱山として硫黄の採掘が行われていたらしいですが、現在は枯渇してしまったらしいです。
しかし、それでもすごい煙です。
旅の初めのころに大涌谷に行った時を思い出します。
大涌谷は噴煙が上がるところに近づけないんですけど、
ここは、目の前、というかその場所まで行けます。
煙すごいかかってくるんだけど、人体に影響ないですよね?
すごい迫力。
地面からはお湯が噴き出しています。
触るのは怖いので手だけ近づけてみました。
すごい熱が伝わってきます。
本当に熱湯だ。
特に煙の強いところは流石に柵があります。
なんかもう地獄絵図に近い状態。
あの中に入ったらどうにかなっちゃいそう。
硫黄の匂いをたっぷり浴びました。
臭くなってないかな?
せっかく来たんだから温泉卵でも食べていきたいです。
ゆで卵じゃなくて、蒸してるんですね。
大涌谷は5個500円と言う強制的な買わせ方でしたけど、
ここではばら売りしています1個100円。
タマゴの割り方があるらしいです。
この方法なら店の中も汚されないし、店員さんの知恵でしょう。
おおー!
これ、家に帰ったらまたやってみよう。
タマゴからほのかに温泉の匂いがします。
塩をつけながらいしくいただきました。
続いていくのはここからまたすぐ近くの屈斜路湖(くっしゃろこ)です。
砂湯ッシーがお出迎えです。
元祖って書いてある。元祖以外にいるのか?
屈斜路湖はその昔、クッシーが住むと言われ話題になったことがあります。
カルデラ湖としては日本最大の大きさであるということです。
ここでは砂湯と言いまして、
砂を彫るとお湯が出るんですよ。
硫黄山のすぐ裏にあるだけありますね。
彫るまでもなく、その前に観光客が掘った穴が。
どれどれ?
おお、本当に暖かい!
彫る場所によって温度に違いがあるみたいです。
砂湯ッシーのおいてあるお土産屋さんにはアイヌの民芸品が沢山売っていました。
店員さんが気さくな人で、エクストレイルで旅をしていることを話したら北海道のことをいろいろ教えてくれました。
鹿は群れで出てくるから、1頭でも見たら気をつけろとか、白バイがここに多いぞとか。
20分ばかり話し込んでしまった。
3つ目の湖は少し遠いです。1時間運転。
最後は阿寒湖。
アイヌコタンの駐車場に停めました。
釣りをされている人たちがいます。
なんと、この地域は年間平均気温が4度以下、冬季の最低気温は-20度近くなるらしいです。
そらアカン湖ですわ。
通りには木彫りの民芸品を売る店が沢山あります。
アイヌコタンに到着ー。
可愛い建物、木彫りの飾り。
見てて楽しいです。
アイヌ神話ではフクロウは森の一番偉い神様だそうです。
木彫りで売られているものの中で一番多いのはフクロウですね。
こちら、本日お昼ごはんお目当てにしていた場所。
アイヌ民族の料理が食べられると聞いていたんですが。。。
ドアは開いていたんですけど、中は電気ついていなくて人もいない。
ちょっと怖いので諦めました。
お昼ごはん、どうしよう。
そういえば阿寒湖の近くで面白いもの見つけてたんです。
こちらの海兵と言うお店。
メニューにレイクロブスターと言うのがあります。
物は良いようです。レイクロブスターはザリガニのことです。
貴重な経験と思い食べてみました。
見た目が想像と違ったー。
海老天を少し想像してたので、大きいのが2匹とか考えてました。
小さいのが無数にいます。
このクルリンとした形は胴体かな?
こっちは頭かな?
味はアカンことはない感じです
海老の風味は若干薄い気がします。
歯ごたえも海老より柔らかい感じ。
泥臭さは特にないですね。
北の屋台で楽しい夜を
帯広に行く途中に、休憩で道の駅あしょろに寄りました。
松山千春。
ここ、足寄町の出身みたいです。
運転しながら思わず口ずさんでいた、大空と大地の中で。
この広大な北海道にぴったりの歌です。
松山千春コーナー。
帯広に到着。
まずはお風呂です。
帯広市内の温泉に行きました。
北海道の銭湯型の風呂ってどこも440円一律な感じです。
帯広には北の屋台と言われる屋台街があるんです!
今日は沢山飲んじゃうよ!
福井県以来のお店でお酒のみです。
北の屋台の近くの駐車場、24時間で500円~800円設定です。
600円の駐車場に停めました。
5分くらいのところに公園のトイレがありますので車中泊に適しています。
北の屋台に到着ー。
意外としっかりした屋台なんですね。
やっぱり寒い地方ですから、隙間があると寒いのでしょう。
楽しそうな笑い声にひかれて入ります。
大阪の人がやっているお店です。
さすが笑いの引き出し方がうまい。
本日は焼酎のロックだけで飲みました。
公園のトイレが少し遠いので、あまり行かなくて良いように。
気になるメニューがあります。それは。
豚丼の肉だけ。
食べたかったんですけど、お酒のつまみに丼はちょっと。。。と思ってたので。
香ばしく焼かれて、甘辛いタレが良い感じです。
本当に丼にしたら美味しそう。
お好み焼きも。
流石、大阪の人です。美味しい。
焼酎を2杯飲んで次の店へ。店が沢山あるからハシゴを楽しみます。
ん?
北の屋台の向こう側にも屋台村あります。
十勝乃長屋と言う場所らしい。
どれだけお店あるんだここは。
二軒目はなんだかお洒落なところに入りました。
ハモンセラーノと言う生ハムみたいなのを目の前で薄切りにしてくれます。
どんどん行こう、三軒目ー
どのお店にしようか悩んでたら声をかけられました。
「店探してますか?僕良い店知っているんで一緒に行きましょう」
やばい、めちゃ怖い。
ぼったくり店に連れて行かれるかも
でもそれはカケだと一緒に行ってみました。
屋台街の店でした。よかった。
彼の友人が沢山いて(20代半ば)一緒に飲ませてもらいました。
帯広っ子はフレンドリーだな。
友人たちが半分帰りました。
僕も次の店行こうと思ったら、帯広ギャルが3人来ました。
やっぱりもう一杯ここで飲んでいこう!
帯広ギャルは優しかったです。
帯広に住みたくなった。
そいで持って四軒目ーい。
もう流石に酔いが回ってます。
そんな僕の話をお店の人は沢山聞いてくれました。
4軒回りましたが、観光客はあまりいませんね。
でも地元の人でにぎわっています。
最後のお店の人に、4軒回る人なんて居ませんよって言われました。
僕もそう思います。
合計で6000円くらいでした。
大体1軒1500円の計算。
結構リーズナブルに楽しめる屋台街だと思います!
あー・・飲み過ぎた。
59日目レポート
走行距離 318.3キロ
使った金額
食費 7430円
- 温泉卵 100円
- ザリガニ丼 1200円
- 屋台街 6130円
お風呂 440円
合計 8370円
59日目までの走行距離 11672.8キロ
59日目までに使った金額 491988円