エクストレイルDE日本一周

エクストレイルで車中泊しながら日本一周するお話

日本一周41日目 長野 元善光寺とは? 諏訪4社巡り

昨晩お風呂に入った道の駅で起床。

現在長野県におります。

単に日本一周すると岐阜、長野などの内陸は通りませんよね。

事前に決めた日本一周のルールの通り、全ての都道府県を通って行きます。

 

僕は以前山梨県に住んでいました。

スノーボードや登山が趣味であったため、長野県には毎週のように通っていました。

なので、長野の大体の観光地は行ったことあります。


元善光寺の元とは?

長野県を代表する観光地と言えば善光寺ですよね。

善光寺があるのは長野市ですが、

元善光寺というお寺が南信州飯田市にあります。

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1400年の歴史の由緒あるお寺と言うことです。

さて、なぜこのお寺を元善光寺と呼ぶのか。

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長野県の善光寺の御本尊が最初に祀られていた寺院だからです。

現在の飯田市のこの場所の住人の本多善光(ほんだよしみつ)が、大阪から一光三尊の如来像を連れて帰り。

安置したのが始まりとされています。

当時の名前は坐光寺(ざこうじ)

如来様のお告げがあり、その後長野へ移動されましたが、

如来像を見つけた人の名前、本多善光から長野市のお寺は善光寺と名づけられました。

また、坐光寺には木彫りの三尊像が残され、元善光寺と呼ばれるようになりました。

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また、元善光寺の名前は「元々は善光寺」という意味で無く、「本元の善光寺」と言うことだそうです。

お参りをして御朱印も。

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額堂があるな、なんて思ってると。

 

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ん?これって弓道場だ。

 

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そういえば額に書かれてるのは金的中と言う言葉。

弓道の言葉ですかね?

寺の境内にある弓道場。

なんだか身が引き締まりそうです。

 


移動中に寄った道の駅、花の里いいじま。

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おおー!鯉のぼりの季節だね!

比較的新しい水車が回っていました。

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中では水車の力でお米を精米してます。

味に影響出るのかわからないけど、こういうの良いよね。


駒ヶ根ソースかつ丼

本日のお昼ごはーん。

先ほどの元善光寺より、さらに花の里いいじまより北に少し進み、

駒ヶ根市でご飯を食べます。

駒ヶ根市は、駒ケ岳のふもとにある市で、

ロープウェーで登れば、手軽に千畳敷カールという山の絶景を見に行くことができます。

本日はそこに行きませんが、

 

駒ヶ根市の名物はソースかつ丼です。

なんでもソースかつ丼の発祥は駒ヶ根市

しかし、ソースかつ丼の発祥を主張しているのは駒ヶ根市だけではありません。

東京早稲田、群馬桐生市福島県会津若松etc

取り上げればきりがないくらい。

そもそも、普通ソースで食べていたかつ丼をご飯に乗せたのでは、

どこの誰でも思いつくだろって気がしなくもないんですが。。。

心の声を抑えつつ、駒ヶ根市の名物がソースかつ丼であることは間違いないです。

沢山あるソースかつ丼の店の中で、本日来たのはこちら明治亭さん。

 

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芸能人や取材もたくさん来てる名店ですよー。

11時オープンの、11時10分に来たんですが、すでに満席。

しかも並んでます。

開店と同時に席が埋まってしまうそうです。

広い店内なのにそれだけ人が来てしまうんですね!

しかたなく名前を書いて待ちます。

 

しかし、名前を書く時見てしまったんです。

カウンター席が2席ほど空いてるのを。

これはすぐ呼ばれるなと思ったらやはりすぐ呼ばれました。

僕の前の団体5組の冷たい目線を横目に席に着きました。

 

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ソースカツ丼で有名な明治亭さんですが、他のメニューも色々あるんですね。

僕はロースのソースかつ丼を注文。

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で、でかい!

上の半分はキャベツですね。

揚げ物を食べるんだからキャベツで胃もたれガードです。

キャベツは確かに沢山ありますが、豚カツも十分大きいですよ。

キャベツをどんぶりの蓋に避けつつ食べました。

 

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豚カツですが、衣は厚めでザクザクした食感です。

ソースがたっぷりついていてもフニャフニャにならない食感。

ソースは濃いめの味付け、スパイシーではないです。

甘みとコクのある味わいです。


駒ヶ根市の名物グルメは間違いなくソースかつ丼です!

発祥とは言ってない。


諏訪大社四社参り。

四社参りとか、4社巡りとか。

駒ヶ根市から山を一つ越え、諏訪市に来ました。

諏訪市の真ん中には大きな湖が、これを諏訪湖と言います。

そして、その諏訪湖の周囲に諏訪神社の本元である諏訪大社が4社あります。

え?4社もあるの?

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こちら地図。

上社(右下)は湖畔より少し離れていますが、その昔は4社は湖のほとりに社を構えていたのでしょう(多分)

大きくは上社と下社に分かれてます。

 

まず上社と下社がなぜ分かれているかと言うと、タケミナカタ(健御名方神)とヤサカトメ(八坂刀売神)と言う二人の夫婦神様が喧嘩をして、

怒ったヤサカトメは下社に行ってしまったということです。

諏訪湖が凍結したときにおこる御神渡りと言う、湖にひびが入り氷がせりあがる現象があるのですが、

これはタケミナカタがこっそりヤサカトメに会いに行った後であると言われていました。


ちなみに、タケミナカタオオクニヌシ(大国主命)の息子です。つまりスサノオの孫ですね(島根編を参照)

さらに上社は前宮と本宮、下社は秋宮と春宮にわかれていますが、

それぞれ2社に分かれた理由ははっきりとはわかりませんでした。

 

参拝に序列はないらしいので、南側から来ている僕はまずは上社前宮へ

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境内に入り奥に進むと一回通りに出てしまいました。

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こちら拝所。

諏訪大社には本殿がありません。

上社は後方の守屋山を神体として。

下社は木を御神体として拝殿、拝所で参拝します。

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拝所の周囲には囲むように4本の御柱が立っています。

この4本の御柱は他の宮にも共通してあり、

4社×4本、計16本あります。


この御柱は、諏訪が誇る奇祭「御柱祭り」で使用された大木です。

6年に一度(数え年で7年)、寅年と申年に行われる御柱祭りは、

山から里へ、切り出した大木を社まで20キロと言う道のりを曳いて(引っ張って)いくのです。

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、後ろ側はすり減っていて曳いた形跡があります。

祭りの目玉は木落としです。

大木に男たちがまたがり、大木とともに急斜面を滑り落ちていくというものです。

危なすぎる祭りと何度もテレビでも取り上げられています。

平安時代より今日まで続いてきたと言われています。

 

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本堂の近くに小川がありました。

本堂後方の山は神域と言われていて、そこから湧き出ている御神水だそうです。

 

境内に戻り、御朱印をお願いします。

諏訪神社って500円なんですね。。。

でも4社集めると記念品がもらえるらしいです。

 

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続いて本宮。

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鳥居をくぐると、御柱がありました。

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絵馬堂に立派な絵が沢山あります。

 

布橋を通って拝殿へ行きます。

 

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とても立派ですね!

境内の広さは4社の中では一番広いかもしれません。

参拝をして、御朱印帳を提出したあと、また少し見学します。

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雷電の像です。

江戸時代の相撲レスラーのスーパースターです。

そうえば、御祭神のタケミナカタタケミカヅチがした力比べが相撲の起源と言われています。

タケミナカタは負けてしまったんですけどね。

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ここに土俵があるのもそういうことからなんですかね?

この土俵は女性が入っても良いらしいです。

 

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表参道で少し小腹を満たします。

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味噌ナスおやき。

長野と言えばおやきですよね!


御朱印を受け取って次の諏訪大社へ。

 

 

今度は少しエクストレイルを走らせて、諏訪湖の反対にある下社へ

最初は秋宮です。

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駐車場側から入ると手水場。

いつも通り手を清め、、

熱っ!

よく見たら御神湯って書いてある。

諏訪は温泉地としても有名なんですよ。

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改めて参拝。

ちゃんと水が出てる手水場もあります。

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立派な神楽殿の裏に。

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これも立派な拝殿(幣拝殿)。

楼門のようになっており、木彫りで見事な細工がされています。

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狛犬だけでなく、キジ、ゾウ、コイなどがいます。

御神体の木は、拝むときに頑張れば見えます。

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御柱も4隅にありますよ。

 

御朱印をもらい、最後に。

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下社春宮です。

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春宮は秋宮とほとんど同じような作りです。

楼門に掘られてる動物は違います。

ここで御朱印をもらい。

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ついに4つそろいました!

そして、ここで記念品が。

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本のしおりと御菓子!

蕎麦らくがんでした。

もし蕎麦アレルギーだったらショック大きいでしょうね。


こちらの秋宮からすぐ近くに万治の石像と言うものがあるので行ってみました。

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こちらです。

お話によると、

諏訪大社春宮に石の鳥居を寄贈するためにノミで叩いたところ。

その石から赤い血が流れ出た。

 

メチャメチャ怖い話やないか。

 

石工は怖くなり鳥居を作るのをやめ、

その後お告げがあり鳥居のために別の石を使い、この石には阿弥陀如来を彫りました。

と言う話。

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こちらお参りの仕方。

ちゃんと拝んだ後に石仏の周りをぐるぐる。

当時のノミの跡が残っているらしく、どれかな?どれかな?

あ、願い事念じるの忘れた。

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近くの公園に御柱が!

思わずまたがりました。


国指定重要文化財のお風呂

諏訪湖畔に来ました。

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今日は天気も良いしのどかでいいですねー。

昔、山梨に住んでた頃、暇なときは諏訪湖までよくドライブに来ていました。


こちらには国重要文化財に指定されているお風呂があるのです。

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それがこちら、片倉館。

見るからに趣のあるかっこいい建物。

そしてお風呂が千人風呂と呼ばれています。

1000人は入れないと思うんですけど、まあそれくらいデカいということです。

僕、ここに来るのは2回目です。

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中も良い感じじゃないですか。

片倉間は1928年に当時の代表的製糸業者の片倉家が地元人々のために建てた福祉施設です。

昭和初期の風貌が何とも言えない味わいです。

こちらのお風呂は650円。

お風呂は大きいんですけど、

深い!

立って入っても腰が十分沈むくらい深い!

湯底には大きめのジャリなんかも敷いてあって、ここでしか楽しめない温泉です。

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お風呂上りに牛乳。

八ヶ岳のお膝元だからね。ここは。

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バルコニーに出れました。

風呂上りにいいもんだね。

 

 

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日が沈む。今日の旅はここまで。

 


夜は湖畔に車を置いて、歩いていける距離にある上諏訪で飲みに行きました。

諏訪の友人と合流し、

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こちらの居酒屋。はちコー。

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なめろうとか塩もつ煮とか。

飲み過ぎちゃう。まいったね!

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上機嫌で今度は歌えるバーへ。

ここで、友人と年代縛りしながら歌いました。

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この店は2か月前にも来たんですけど、いいところです。

定額で飲み放題とかもできます。

 

途中で全く知らない酔っぱらいがやってきて、

みんなで仲良く飲み歌い楽しく騒ぎましたとさ。

 

41日目レポート

走行距離 142.7キロ

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使った金額

食費 8312円

  • コンビニ 395円
  • ソースかつ丼 1447円
  • おやき 220円
  • 飲料 130円
  • 牛乳 120円
  • 居酒屋とバー 6000円

諏訪大社4社御朱印 2000円

お風呂 650円

合計 10962円

 

41日目までの走行距離 7435.8キロ

41日目までに使った金額 346870円