日本一周65日目 宮城 日本三景松島 仙台城と伊達家の墓所
昨晩スーパーで買ったねばねば蕎麦を食べます。
少し体に気を使ってるんです。
道の駅上品の里、トラックや重機の車中泊が多いですね
今日は観光地に行く前に寄りたいところがあります。
神社もあります。
ここは街を見渡せる眺望のいいところがあります。
こちらがその景色。
もう気が付いてる人もいると思いますが、ここは津波の被害があった街です。
震災前の風景の写真がありました。
津波で何もかも流されてしまいました。
石巻市では3500人が直接もしくは津波の関連死、行方不明者は400名を超えたと言われています。
先ほどの道の駅にトラックや重機の車中泊が多いのは東北復興のためだと思われます。
何もなくなってしまいましたが、被災地は前を向いて歩き始めています。
松山で食いしん坊が止まらない
松山の町営駐車場です。
なんと無料なんです。
観光地まで5分ほど歩く必要があります。
坂道や階段を歩いていくので、少し大変だと思ったら有料でもいいともいます。
観光地近くで500円くらいです。
海に向かって歩いていきます。
気持ち良い景色ー!
松島は置いておいて、まずは国宝である瑞巌寺(ずいがんじ)と言うお寺に行きます。
SANDO(参道)!
しかし工事していますね。
ここまで津波は来たんですね。
松島も被害はかなり大きかったみたいです。
瑞巌寺の開山も円仁です。
過去に行った3寺も合わせて、立石寺、中尊寺、毛越寺、瑞巌寺の4寺を回ることを、四寺回廊と言います。
この寺は全て円仁が開山、後に松尾芭蕉が訪れた場所です。
この四寺回廊では特殊な御朱印があるのですが、そんなこと知らないで四寺回っちゃった。
江戸時代には仙台藩であったこともあり、伊達家とも深いかかわりがある寺だということです。
瑞巌寺の拝観は700円でした。
入り口の近くで御朱印帳を渡します。
入ってすぐ左には法身窟(ほっしんくつ)と言われる岩屋のお堂。
ついつい覗きますよね。
立派な杉がドドンと立っている奥に本堂があります。
が、ここからは中に行けません。
庫裏と言われる台所から入ることができます。
ここから中に繋がっており、本堂の中をぐるりと回ってきます。
内部はとにかく立派な間が沢山ありました。
こんな感じで、
ひとつひとつの装飾の美しさに見入ってきました。
庫裏の向かい側に青龍殿と名づけられた宝物庫があります。
伊達家に関する資料などもあります。
さあ、いよいよ松島の景色を見に、
その前に腹ごしらえ。
松島で有名なのは牡蠣とアナゴ丼らしいです。
選んだお店はこちらの、はせくら茶屋と言うお店です。
店頭のメニューを見る限りアナゴ丼を推してますね。
店の中はすごい綺麗。
こんな感じのテーブル席があと3つあります。
この場所も津波で浸水した場所のはずですので、ひょっとしたら津波の後に改装したのかな。
注文したアナゴ丼。
Look Like うな重!
もちろんアナゴですよ。
笹かまとずんだ餅と言う宮城の名物が。
ずんだは見る限り買ってきたものっぽいですけど、おまけで出してくれてるんで全然うれしいです。
アナゴ柔らかくておいしい。
甘いタレとそれが染みたご飯。
今日も贅沢してすいません。
ずんだ餅が予想以上に美味しかったです。
ひょっとしたら有名店のものか?
餅がすんごい柔らかくて、ずんだ餡もとてもクリーミーでした。
ご飯を食べてすぐあと、気になるお店が。
そんな美味しいカレーパン、食べるしかない。
まだお腹に余裕あるよ。
牡蠣が予想以上にたっぷり!
外サクサク、具がたっぷり、
カレーも美味しいです。
ウミネコ注意。
そんなこんなでやっと海辺に来ました。
海の向こうにポツポツと小島があります。
乗りませんでしたが、フェリー1500円で小島の間の遊覧ができるということです。
日本三景碑
これで日本三景制覇ですね、
広島の宮島、京都の天橋立、宮城の松島
五大堂に行きます。
3つの赤い橋を渡っていきます。
透かし橋。
下が見えちゃってます。
参拝に気を引き締めていくようにと言うことらしいです。
毘沙門堂として坂上田村麻呂が建立したのが始まりとされています。
一説によると、伊達政宗の隠し砦であったという噂もあります。
せっかく松島にいるので加熱調理されてない牡蠣が食べたいです。
そういえば、瑞巌寺の参道入り口にオイスターバーみたいなものがあったのを思い出しました。
と言っても思い切り土産物屋の様ですが、
これや!
生牡蠣は女川産ということです。
女川町は宮城県の漁港の街です。
松島さんじゃないけど新鮮なのは間違いない!
一口食べたいだけだったけど、2個頼んじゃいました。
店内の雰囲気めちゃくちゃ良いですよ。
本当にTHE BARという感じです。
デカい!
手のひらくらいのサイズあります。
比較として100円置いたけどわかりにくいですね。
ツルン!ぷりん!濃厚!
幸せが口の中に広がりました。
何個でも食べられそうなくらいFRESH!
どうしよう!食いしん坊が止まらない!
最後に他の人たちが飲んでたので欲しくなったもの。
こちらの三金さんでずんだシェイクを注文しました。
練乳入りのミルクシェイクと言った感じに、ずんだが入っています。
枝豆の風味がとてもいい感じ。
ちょっと食べ過ぎました!
宮城は美味しいもの沢山あるなー。
宮城県一の宮
松島からすぐ近くの神社に来ました。
こちらには鹽竈神社(しおがまじんじゃ)という神社があります。
鹽竈と言う文字は塩釜という字の旧字体です。
ここ一帯の一の宮と言うことです。
一の宮は、ある地域ごとの一番の神社という意味です。
主祭神は鹽土老翁神(しおつちおじのかみ)、さらには武御雷(たけみかずち)、経津主神(ふつぬしのかみ)も祀られています。
武御雷と経津主神がこの地方を平定したときに、この地を道案内した鹽土老翁神が人々に塩づくりを教えたというのが始まりだとされています。
平泉の藤原氏と仙台藩主伊達氏による信仰が厚く、祭事の際は伊達氏により司られていたということです。
カラフルな色が特徴的です。
御朱印をお願いしたところ、開き(2ページ)で一つと言うことで、500円でした。
志波彦神社とは同じ境内にあるもう一つの神社です。
参拝。
伊達家代々の墓所
仙台市中心の少し郊外の場所です。
瑞鳳殿と言う場所に来ました。
駐車場は参拝者は無料であるということ。
仙台の街はかなり発展しているのですが、ここはそんなことを一切感じさせません。
とても静かで厳かです。
参拝量は550円です。
最初に見えるのは涅槃門(ねはんもん)
黒に金の装飾が特徴的です。
涅槃とは、煩悩を取り去った悟りの境地の状態のことを言い表す言葉です。
涅槃門から後ろの階段を登ると、そこに瑞鳳殿(ずいほうでん)があります。
こちらが伊達政宗のお墓です。
伊達政宗は初代伊達藩主、独眼竜政宗と言う異名を持っている戦国時代のスーパースターです。
経済や文化の発展にも尽力を尽くしたと言われています。
この地に御墓があるのは、ホトトギスの初音を聞くためにここに埋葬してほしいと言う伊達政宗の遺言だそうです。
煌びやかな装飾。
天女などがあしらわれており、天国を意味しているのでしょうか。
瑞鳳殿の隣には資料館があります。
墓所発掘調査にて出てきた遺品が展示されており、発掘時の映像が上映されていました。
歴史的にも貴重な資料が盛りだくさんです。
戊辰戦争の慰霊碑がありました。
仙台藩のために戊辰戦争で戦死した藩士や隊士1200人超と犠牲になった民間人の魂を弔うための碑です。
瑞鳳殿以外にも同じような建物が二つあります。
こちらはそれぞれ感千殿(かんせんでん)、善応殿(ぜんのうでん)と言い、
二代目藩主伊達忠宗(ただむね)と三代目藩主伊達綱宗(つなむね)が埋葬されている場所です。
境内にはほかにも歴代藩主の墓や、その夫人の墓などがあります。
仙台城跡から見る仙台市
瑞鳳殿からわずか5分くらいの場所です。
仙台城跡に行きます。
下の駐車場に停めたので、登りながら新緑の道を歩き石垣を見ることができます。
でもはっきり言って登って行くのは結構大変でした。
到着!おや?鳥居?
本丸の基礎石。
公園には歴代の藩主を模した若くてかっこいいお兄ちゃんたちがいます。
聞けば歴史のことや仙台のことを教えてくれます。
観光で来ている女性にサインをねだられて書いていました。
そて、これが伊達政宗騎馬像だ!
完全なる逆光。
シルエットだけでも美しいです。
調光ー!
素晴らしい景色ですね。
仙台市を一望できます。
ここは夜景スポットでもあるらしいですよ。
こちらにあるのは昭忠塔。
伊達政宗よりも大きな塔です。
国内外の戦争で亡くなった慰霊碑です。
こちらにいるのは金鳶(きんとんび)
塔の上にいたのですが、東日本大震災で落下してしまったということです。
修復されましたが、現在は塔の前に置かれています。
お土産コーナーを散歩します。
お、あれは?
食いしん坊が止まりません。
ずんだ餅!食べやすくカップに入ってます。345円。
このクリーミーなずんだ餡はたまらんのよねえ。
自分でずんだ餅作ったことあるんですけど、こんなにクリーミーにならなかったです。
博物館前にある伊達政宗の胸像。
ここに来るまでに自画像や銅像を見てきましたけど、独眼竜伊達政宗と言う異名があるのに関わらず全て両目がしっかり描かれています。
これは伊達政宗が片目を失ってしまったことに対し、親から頂いた身体でこのような姿になり申し訳ないと考えていたということから、
自画像には隻眼である様子を残さなかったと言われています。
伊達政宗の隻眼については様々な説があります。
実は両目あった、オッドアイであることを隠していた、失明していて白くなっていた、黒い眼帯は普段していなかった。
などなど。
このように様々な説や謎があるのは、それだけ伊達政宗が人を魅了する力があるからだと思います。
ぎゅう、ぎゅう、ぎゅうたんたん
ってゲームが中学生の頃に流行ってました。
仙台市まで来たので牛タンを食べていかなくては!
お店はこちらの鐘崎さん銘品街道支店に来ました。
こちらの鐘崎さんは東京にも進出しています
厚切り牛タンがお薦めの様ですが、普通のやつを注文しました。
へい!牛タン!
普段リーズナブルな焼き肉屋の極薄牛タン食べてる僕から見れば、十分厚めだと思います。
柔らかくて美味しい!
牛の旨みがしっかりしますね。
一緒にくっ付いてきた、青唐辛子の味噌和えみたいなのが美味い。
これでも結構ご飯が進む。
スープは牛のテール?
肉は柔らかく煮込まれていて、牛なのにあっさりして美味しい。
そのあとは近くの風呂へ。
ここのお風呂は多分チェーンですね。
東京にも似たような作りのお風呂あるんで。
でも天然温泉もあるし、炭酸泉とか壺湯とかもあってとてもいい風呂でした!
65日目レポート
走行距離 115.1キロ
食費 4295円
- アナゴ丼 1200円
- 牡蠣カレーパン 300円
- 生牡蠣 700円
- ずんだシェイク 250円
- ずんだ餅 345円
- 牛タン 1500円
瑞巌寺 700円
瑞鳳殿 550円
御朱印3つ 800円
お風呂 600円
ガソリン代 5989円
合計 12934円
65日目までの走行距離 13274.2キロ
65日目までに使った金額 553950円